Q 公務員(市役所)を定年前に辞めたきっかけや理由は、何ですか?
A たくさんありますが、思いついた順に5つ述べます。
誰かの役に立つかどうかは一切考えずに、事実をそのままお話したいと思います。
「ここの考え方は盗めるかも」という部分が一つでもあればいいかな、と。
リベ大・両学長との出会い
退職のきっかけや理由として、50%くらいの割合を占める、一番大きなものです。
2020(令和2)年6月30日に、たまたまリベ大の動画を見て、さまざまな知識を得なければ、公務員を辞めるという決断にまでは至らなかった、と思います。
リベ大 両学長 サバンナ思考 危機感 × 気づき × 即行動することの大切さ
両学長にリアルで会ったことはありません。「ネット上で発見した」という意味の、出会いです。
いつかリアルで会ってみたい人№1ですね。
両学長の考え方と出会って「自分の人生に自由を取り戻したい!」と強く思ったのが、退職の大きなきっかけであり、理由になります。
リベでは役に立つ膨大な情報が紹介されています。
しかし、全てが自分にぴったりとあてはまるような最適な情報ではないでしょう。
なので「これは使える」という情報を取捨選択する必要があります。
参考になる情報、知識と技術を積極的に学んで、素直に真似して、実践・行動して今に至ります。
かくいう私も、リベを初めて見た時は「怪しい情報なんじゃない?」と疑ってかかっていました。
でも「リベは信頼できる知識の宝庫だ。リターンが大きい。」と思う様になるには時間がかかりませんでした。
と言いつつも「リベが変な事をやり始めたなと思った時は、そっと離れればいい。リスクは小さい。」とも考えています。
今のところ、両学長が怪しい壺とか情報商材とかを売り始めるような気配はないので、安心して信頼していますw
リベ大 両学長 リスクとリターン 見た目に惑わされずに、幅と確率で考えることが大事
世間に広く情報を発信するからには、リベの情報・価値観・考え方を是としないアンチと言われるような方も、一定数いることは承知しています。
人それぞれ、今まで生きてきた価値観がありますので、自分と違う価値観に触れた時は、拒否反応のようなものが出るのは、人間の自然な姿でしょう。
「こんな情報があるよ」という発信に対して、受診側は「情報を受入れ、行動する」または「情報を拒否して、行動しない」あるいは「情報に触れることさえできない」と、反応は様々です。
リベ大YouTubeチャンネルの開設は、2018(平成30)年10月。
それから5年以上、有益な情報を提供し続け、登録者数は264万人。
(人気のあるエンタメではなく、)経済・教育のカテゴリーで、この実績は類がありません。
「本物は生き残る」のだなぁ、と、しみじみ感じています。
家族の理解・協力
退職のきっかけ・理由の20%くらいを占めていて、間違いなく、これも大きな理由です。
家族が突然「公務員を辞めて独立しようと考えている」なんて相談してきたら、一般的にはどういう反応するでしょうか。
恐らく、ほとんどの場合は「公務員を続けた方が良い」と説得することが多いと思います。
でもうちの場合は「面白そうじゃん、やってみれば」とか、「お前が真剣にそう考えているなら、やってみろ」だったんですよね。
そう考えたら、うちの家族もそこそこ変なのよw いろいろと思ったことはあるでしょうけど。
でも、「新たな道に挑戦しよう、変化しよう」という私の想いを受け止めて、一方的に反対することもなく、応援して背中を押してくれたのは、本当にありがたかったです。
条件がたまたま重なった
これも20%くらいです。
公務員を辞める2年くらい前に、もらい事故に遭いました。
自分の車が青信号の交差点に進入したら、赤信号を無視してきた車にぶつかられたという、避けようのない事故でした。
その時「人生、いつ何が起こるかわからんな」「やれる時にやりたいことやらなアカンな」と、自然に思い浮かんだんです。
幸い、自分にも相手方にも大したケガはなくて良かったのですが、もし、もっとスピードが出ていたり、ぶつかった場所がわるければ…。
本当に運が良かったと思います。いろいろなものに感謝。
「死にかけた経験をした」「だから、やりたいことやらなきゃいけない」と思うところまでは行ったですが、それでもまだその時は「じゃあ、具体的に何がやりたいのか」までは定まっていませんでした。
大きく変化する直前の、大きな前フリだったのでしょうか。
あと、幸か不幸か、私には子どもがいません。
子どもがいれば当然、養育費や教育費や、その他もろもろお金がかかります。
しかし、私の場合は子どもがいないので、「金銭的なリスクは大きめに取れる」という考えもありました。
係長になる前だった、というのも理由の一つかもしれません。
同年代がチラホラと係長に昇進する年齢になり、市役所を続けていれば、いずれそうなったでしょうが、係長以上になってしまったら退職する踏ん切りが付かなくなるかもしれない、という思いもありました。
出会い、家族の理解、前フリ、リスク許容度の大きさ、当時の自分の立場…。
いろいろな諸条件が「独立してもええよ」「人生、もっと楽しめ」と言ってくれているような気がしたのです。
人間関係
これは5%くらいかな。
私は、人間関係で波風を立てたいとは思っていません。
理由があれば、他人と闘う姿勢を見せることもあるかもしれません。 が、
理由がなければ誰とも争いたくありませんし、お互いを尊重して、良好な関係を築きたいと、心の底から思っています。
(ハンター×ハンター クラピカ)
でも、かっこつけてばっかいても仕方ありません。
本音で言えば「人間関係が退職の理由」というのも、ちょびっとだけありました。
職場の仲間は、良い人ばかりでした、本当に。
ただ1人だけ、どうしても、どこまでいっても相性がまったく合わない人がいらっしゃいまして…。
他人のわるくちを言っても自分に返ってくるだけですので、何も得はないのですが、「人間関係が退職の理由ではなかった」と断言はできないのです。
詳しくは書きませんが、ある仕事でのやりとりの時に「この人は市民のために、という視点がまったくないな」と、かなり失望した出来事があったのを覚えています。
定年間近の自己保身しか考えていない態度があからさまに見え、「おれに迷惑かけるな」と言わんばかりの姿勢でしたので、その人を好きになることはできませんでした。
逆に言うと、その人のおかげで「こんな人のいる市役所は辞めて、いっそ民間の立場で、やりたい支援をやったる!」と決意できた、という捉え方ができなくないかもしれませんけど。
その意味では感謝しなきゃ、ですかねw
公務員のやりがい・将来性
これも5%くらいです。
公務員は、法律・制度に従って、業務を的確にこなすことを求められています。
私も「それでよい」とずっと思っていました。
でも、係長を目前に控えた年齢になって「このまま60才まで同じこと続けんのかな?」と疑問に思ってしまう時が増えていました。
しかも、定年が60才ではない時代にもなってきました。
「自分の時は、定年は70才以上かもな」とも冗談交じりに思っていました。 が、
本当にそうなりそうな流れが現実になってきています。
さらに、近年はAIの普及が急速に進んできました。
「あと5年か10年後には、今やっているような決まりきった定型的な仕事は、AIが代替できる時代になるだろうな」という漠然とした不安もありました。
その他にも、たびたび法律が変わったり、制度が変わったり、運用のシステムが変わったり、という「公務員の当たり前」にも辟易していました。
大切な修正や根本的な改善は、やって然るべきです。
しかしそうではなく、場当たり的で、現場に負担をかけるばかりで、あまり意義を感じられないような変更がたくさんありました。
多くの公務員が「またか」と思いながら仕事をしているのではないでしょうか。
「公務員を続けたい」という思いが、年を経るごとに低下していったのも、辞めた理由になろうかと思います。
結び
以上のとおり、9割は前向きな理由、1割はちょっと後ろ向きな理由、でした。
その一つ一つの出来事の中にいる時は、それらにどんな意味があるのかは、わかりません。
理由は一つだけではなく、いくつもの要素が積み重なり、一つの決断に集約されていった感覚です。
「今になって思い返せば、そういう意味だったんだろうな」と、後づけで考えることしかできません。
そういうもんでしょう、人生ってやつは。
今は無意味に思えることだとしても、何年後には何らかの意味を持っている、かもしれないのです。
余談
7月7日の七夕革命(東京都知事選)は、個人的には残念な結果でした。
「東京だけでなく、日本全体で、緩やかな停滞と衰退が、ますます進んでいくんだろうなぁ」と悲しい気持ちになってしまいました。
投票率は前回より5ポイント上がって約60%でした。 その程度では変化は起こりませんね。
せめて70%は行って欲しかった…。 都民の行動と奮起に期待していましたが、願い叶わず。
「現状を維持したい大人」「何をやっても無駄だと思っている大人」「危機感の足りない大人」が多かったということ、ただそれだけです。 それ以上でも、それ以下でも、ありません。
でも、「子ども世代に積極的に投資したい」「教育現場の需要サイドではなく、供給サイドの問題点を解決したい」と主張する政治家があらわれたこと。
そして、次点の得票(約166万票・得票率24.3%)という民意が示されたことに、小さな、しかし確かな、変化の兆しがあったと、前向きに捉えています。
選挙後には、メディアやアンチによる「石丸は悪い人」という印象操作があふれています。
「良くもわるくもネットの時代だなぁ」と思いますし、「お互いにまだまだ成長の余地があるね」くらいの感触です。
私は石丸さんを応援したいとは思っていますが、信者ではありませんので、擁護するつもりはありませんが、それにしても、今あふれている拙い批判は、せいぜい小学生レベルで、大人レベルの建設的な意見交換とは言えませんね。
メディアには、スポンサーがついています。だから、スポンサーの機嫌を損ねるような番組は作れないわけです。あらかじめ台本があって、テレビ局側がセッティングした出演者は台本どおりに演じているだけです。
石丸さんは、おそらく「相手方の都合を優先した台本どおりの話をしても、メディアと政治家のレベルが上がらないから、意味はない」と考えているので、話が噛み合うわけありません。
メディアの番組には、尺(時間制限)があります。だから、ほんの数分の短い時間に、候補者の政策・考え方・背景までをくみとったレベルの高い質疑応答ができるわけないのです。
メディアは、第四の権力とも言われ、政治家などの権力者を監視する役割を担っているという、自負を持っている(わるく言えば驕りがある)と思います。だから、「既存のメディアが政治の質を低下させてきた」と、バッサリと断じてしまう石丸さんのことは嫌いなわけです。
今までの政治屋とメディアの間には、慣れ合いがあります。だから、「適当な質問をしておけば、適当に答えてくれる」という、暗黙の了解がまかり通っていたわけです。
市民には、まったく何の得もない慣れ合いです。そんなもの見せられても、こっちは何も面白くない…。
慣れ合う政治屋とメディア、興味・関心を持たない国民、その結果として日本の政治の質が、最悪のレベルまで低下してしまったのです。
これは、政治に対して関心を持ってこなかった、我々、大人の責任でもあると思います。
私は、石丸さんの発言がブレたり、おかしな行動をし始めた時は、そっと離れます。
しかし、現時点では、石丸伸二さんの政策の魅力と、「今までつまらなくて見たくもなかった政治を、面白くて興味のあるものに、きっと変えてくれる」という期待感は、いささかも下がっていません。
実際に「私の政治への興味・関心を高めた」という変化を、すでに起こしてくれていますからね。
今までいた政治屋の中には、そんな人は一人もいませんでした。
都民でもないのに、17日間の選挙戦を、エンターテイメントとして十分に楽しませていただきました。本当に感謝しています。
さぁ、今日が人生で一番若い日です。
致命傷にならない範囲で、失敗という経験値を得ながら、自分の影響の範囲内で、自分が行動すれば起こせる変化を、日々、積み重ねていきましょうか。
リベ大 両学長 失敗から立ち直る方法 できることは全てやる!
Q&Aは、また追加投稿するつもりです。本業の忙しさと、その時の気分次第になりますがw
その他、聞きたいことなどがあれば、遠慮なくコメントくだされば幸いです。
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