マイクロ法人やってみた④

行政書士開業

私は、2021(令和3)年3月末で市役所を退職して独立し、この4月で開業から丸3年経ちました。

時が経つのは早いものです。なんとか、おかげさまで生きていますw

社員は自分ひとりだけのマイクロ法人です。

「自分ひとりで物事を決定できて、マイペースでサクサクと仕事を進められる」というのが、私の性に合っているらしく、公務員時代と比べてストレスが激減しました。

もちろん、他人と協力することの大切さも重々承知しています。

大きなお仕事をする時や、大変な人を支援する時は、一人では負担が大き過ぎます。

しかし「面倒くさい調整など、ほぼなしで仕事ができる、というのがこんなにも楽なのか」と思いながら日々お仕事しています。

そんな開業4年目の4月中旬、税務署から、とある文書が届きました。

つい数年前まで公務員をしていたにも関わらず、行政機関からの文書がくると「なに?なんなの?ちゃんとやっとるよ?」と身構えてしまうのは、なぜでしょう。

早速、中身を見てみると…

税務署 「法人を作った時の定款に、収入印紙4万円いるんやけど、貼ってあるよね?」

というおたずねでした。

 「そんなもん、きちんと貼ってあるに決まって…、」 「あれ?」 「…貼ってない!」

ひゃ~、3年も前のこととはいえ、なんという失態。

定款に印紙税っているんですね。 (あなた、ホントに行政書士ですか、とツッコまれそう。)

印紙税額一覧表(令和6年4月現在) 国税庁ホームページ ※番号6の欄が「定款」

法務局に登記する時に、定款も見てもらったはずだけど、何も言われんかったけどなぁ。

(あなたが社長なんだから、他人のせいにしてはいけませんよ。)

税務署 「印紙貼ってなかったら、記入例に沿って回答書を書いて「印紙税不納付事実申出書」も一緒に出してね。2週間以内に!」

 「はい、わかりました。」 (でもなんか不安だな、そうだ税理士事務所さんに相談しよう!)

税理士事務所さん 「はい、わかりました。法人設立当時の資料などを確認させてもらったうえで、税務署に提出する書類は、こちらで作成して提出しておきます。この件に関する報酬は発生しません。」

 「!! えっ、お任せしていいんですか。ぜひ、お願いします!」

以上、一瞬だけ冷や汗をかきましたが、一瞬で問題が解決してしまいました。

これが、専門家に相談できるってことの安心感なんですね。

またあらためて税務署からお手紙がくるらしく、それに従って過怠税(かたいぜい)というやつを納めなければいけないようです。

過怠税とは、本来おさめる税金を忘れていた場合に、後から支払う時に加算されるもの、らしいです。

印紙を貼っていないことを自主的に申し出たときは1.1倍の額、と書いてありますので、44,000円の納付が必要になるのかな。

いやぁ、勉強になりました…。

失敗は許そう。 でも、同じ失敗を繰り返しちゃいけない。 致命傷を負ってもいけない。

人生、日々、失敗。 失敗して成長していくんだ。 一歩一歩、前へ。

コメント

  1. すー より:

    色々な税金がありますね!
    3年前の事を今さら…と思いがちですが、税の世界では珍しくないと思います。
    いつかマイクロ法人を立ち上がる時には、忘れずに納付したいと思います🤗

    私は市役所生活が一月過ぎ、少しずつ勘を取り戻しつつあります。役場と役所は良くも悪くも違うんだなぁ、と感じることがよくあります。一歩ずつ歩みを進めていきたいです!
    いつもありがとうございます!!

    • gyouseishosi-mu gyouseishosi-mu より:

      すーさん、いつもコメントありがとうございますー。

      組織の大きさによって、雰囲気だったり組織の文化は違いますよね。

      小さな組織であれば、みんなが顔見知りという感じもありますが、大きな組織になると、課が違うだけでもはや別の会社では、と思うくらいの違いがあったりしますし。

      おっしゃるとおり「どっちがいい」ということではなく、それぞれに良し悪しはあるものです。貴重な経験だと思います。

      新しい職場、と言いつつも行政の仕事の流れというか、概要はすでに知っていらっしゃると思いますので、メリハリつけながらがんばってください!応援してます。

      また近いうちに、マイクロ法人の決算(3年目)の記事も、つらつらと書くつもりですので、気が向いたらまた覗いていてやってください😚

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