好一対
(読み)こういっつい
(意味)2つの物や人がよく調和して似合っていること。
ふと、思い出す。
私が20代のころ、お酒の席で、伝説の花火師(故人)から聞いた、
「良いものは、一対。」という言葉。
「宴の席には、酒の一升瓶は必ず一対で持参するもんだ。」みたいな話だったような。
その時は「なるほど~。」くらいの感想しかなかったけど、ずっと心に残っていた言葉。
「その他にも一対で良いものは、確かに多いな。」と、気づきを新たにした。
夫婦関係しかり、原子構造の陽子と電子しかり、太陽と月しかり。
陰と陽は、異なる属性を持った2つの気。
陰は静、寒、暗、冷、といったイメージ。
陽は動、熱、明、温、といったイメージ。
陰陽は、常に強くなったり弱くなったりする。
両方の均衡(バランス)が大切。
そう言えば、二元代表制も、首長と議員の一対なんだなぁ、と今更ながら気づく。
もしも1つだけだったら、発展性がなくて、面白味がないよね。
でも最近の時世は、2つあることで、対立したり分断してしまう場面を多く見るので悲しい。
やたら自分側の正義を振りかざし、相手側を殲滅しようと躍起になっている気がする。
そうではなく、止揚(アウフヘーベン)…矛盾や対立するものをより高い段階に統合する。
2つの存在が、お互いの弱点を補い合って、高め合っていける関係になれたら、素晴らしい。
そんな日本を、そんな世界を、私は望みたい。
少なくとも自分の中では、自分の小さな影響の輪の範囲内では、そうありたい。
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