8月某日、午前中に入っていた予定が、相手方の都合によって延期になりました。
「よしっ、じゃ午後の予定も明日以降に回せるから、今日は一日フリーにしちゃお」
ってことで、きゅうきょ一日お休みを作ってしまいましたーw
これはもう個人事業主の特権。
時間をある程度、自由に使えちゃうことは素晴らしい。
さて、急なお休みだから、取り立てて何も予定はありません。
普段は家で過ごすのが好きな ひきこもりタイプなのですが、その日は外出すると決心しました。
「快活CLUBに行って呪術廻戦をまた1巻から読むのもいいな」 でも、
「今日は久しぶりにツタヤにでも行って、本でも眺めるかぁ」と思い立ちました。
ツタヤに着いて、目的もなく、いろいろな本を物色して、しばらく。
【一日一生】というタイトルの本が目に止まりました。
「なんだか、今日が人生で一番若い日です、に通じる 優しい言葉感があるなぁ」
天台宗の偉いお坊さん(酒井雄哉 大阿闍梨 だいあじゃり)の語りを書き留めた内容で、2008年初版、2024年までに37刷されて、計40万部も出ているそうな。 ご本人は2013年にお亡くなりになっています。
本を手に取って、初めの2~3ページだけ立ち読み。
【今、自分がやっていることを一生懸命、忠実にやることが一番いいんじゃないかな】
このフレーズを読んで「買う」と決めました。 朝日新聞出版 840円+税
買ったその日に読み切るのが、一番鮮度良く、頭の中に入ってくることは、経験上、知っています。
ツタヤから出ることなく、併設しているタリーズにて、本日のコーヒー360円を買って、読書開始。
身の丈に合ったことを繰り返すだけでいい。
人から「スゴイ」なんて思われなくてもいい。
何かやりたいことが見つかったのなら、その時、一生懸命やればいい。
他人の目なんか気にせずに、自分のやりたいように生きればいい。
本当に知りたいのなら、実践することが大事。
歩くことがきっと何かを教えてくれる。
そんなことが書いてあり、凝り固まった気持ちがほどけていくような感触でした。
うむ、なんとも贅沢な時間の使い方で、満足度が高い。
思えば、私も40才くらいまで「人生でやりたいことなんか、なんもねえなぁ」という感じで過ごし、何かしなきゃ、みたいな焦りもあったかもしれません。
でも、そんなこと感じる必要もなく、その時はそのままで過ごすことが何より大事なんだ、と。
なにげなくでも、何かやりたいことが見つかったのなら、その時に始めればいいんだ、と。
一生懸命、問い続けて、一生懸命、考え続けて、一生懸命、取り組み続ける。
当たり前のことを当たり前に続けていくことが生きるってことなんだと、そんな気持ちになれました。
良い本との出会いに感謝、今日一日のお休みに感謝、今の日本の平和に感謝、です。
明日も楽しくがんばろう。 日の出とともに朝散歩から。
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