む題18

「モノに定位置あり。定位置にモノあり。」

20代のころ、なぜか心に響いた言葉です。

たしか、どこかの体育館だったか、倉庫だったかに貼ってあった

どこにでもありそうな、なんでもない注意書きです。

別の言葉で言い換えれば、「整理整頓しましょう。」って意味なんですけど。

ただ整理整頓って書いてあるだけでは、ここまで記憶に残っていなかったでしょうね。

「モノに定位置あり。」

この道具は、あそこに。あの道具は、そちらに。それぞれの場所を決めておきましょう、と。

資料やデータも同じ。この資料は、あの綴りに。このデータは、あのファイルに。

そして「定位置にモノあり。」

決められた場所を探せば、求めていたモノがそこに置いてあるハズだよ、と。

そこになければ、探して定位置に戻しておくこと。

仕事を効率よく進めるために、自分がわかりやすいように、他人にもわかりやすいように、

共通のルールを決めておきましょう、という、ただそれだけのことなんですけど。

独立して一人で仕事をするようになってから、特にそれを感じるようになりました。

自分であらかじめ整理しておき、必要な時にそれをすぐに取り出せるように。

そういう状態にしておかなければ、自分が困ってしまうのです。

他の誰かに聞けば教えてくれる、ということは残念ながら、ありませんから。

整理整頓が苦手だって人は、工夫して仕組みを考える必要があるかもしれませんね。

道具や資料は使ったらすぐしまう、机の上は常にまっさらにしておく、など。

整理整頓が得意だって人は、それだけで強みです。

自分にできることを、できる範囲で、淡々と続けることが、

他人にはできそうでできない、自分なりの武器だったりします。

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